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ガンビエ
ベナンのガンビエはアフリカのヴェニス!
水上都市のガンビエのトフィヌ族の生活振り
ベナンコーディネーター:
ベナンでの撮影取材コーディネーターのロケ現場からの写真

ガンビエ(Ganvié)は、ゾマホンの出身地ベナン共和国の南部のアトランティック県のノクエ湖上に約300百年前に出来た水上都市(実は水上村と言うか,水上町)です。家はもちろん、学校、病院、警察、教会、銀行も全て水上にあります。ガンビエの人口は約45000人。大西洋岸に近い潟湖であるノクエ湖の上に広がる水上都市である。アフリカ最大の水上集落であり、ガンビエは「アフリカのヴェニス」と呼ばれます。経済首都のコトヌー市から陸路でガンビエまで行く場合は24キロしかないけど、コトヌー市から直接船で行くことも可能です。
ガンビエは16世紀から17世紀にかけて、トフィヌ人(トフィヌ族)によって建設されました。
水上に都市を建設した理由は、当時は奴隷貿易の時代であり、この地方も内陸部にあるダホメ王国のフォン人戦士によって常に奴隷狩りの危険に脅かされていたため、安全なラグーンの中に移住したためです。 家は浅い湖の中に立てられ、家々の間の行き来は木製の船によっておこなわれます。
生業はもともと近隣での農業であったが、現在では漁業及び養殖が主産業となっています。コトヌー市民に「ガンビエの人はどう言う人ですか」と聞くと、「奴らは人間じゃなくて魚ですよ!奴らは皆魚の様に泳げるもの!」と返ってきます。またガンビエでは一夫多妻の家庭が多いです。
ガンビエは1996年10月31日、世界遺産の暫定リストに登録されました。