Your browser does not support HTML5 video. スリ族:世界一お洒落な民族と言われるスリ族,又はスルマ族エチオピアの南西部を流れるオモ川流域のオモ渓谷に住む裸族スリ族のボディペイント,棒術「ドンガ」やスカリフィケーション!撮影取材コーディネーターのロケ現場からの写真 スリ族はエチオピア南部のオモ渓谷にある世界遺産として登録されている,「生きた民族博物館」と呼ばれる「オモ川下流域」に住む50以上の部族のひとつです。世界一ファッショナブルな民族と言われるスリ族,又はスルマ族は唇にお皿(リッププレート)をはめる少数民族の一つとして有名です。お皿をはめているのは女性だけです。 スリ族の女性は下唇にお皿をはめて、自分を醜く見せて奴隷としてさらわれることを避けていたと言う説も有るし、性交渉としてのフェラチオに関するタブーがこの習慣の起源で有ると言う説も有ります。またスリ族のスカリフィケーション(肌に切り込みを入れること)も凄く、必見!スリ族の美学センスは本当凄いから,「世界一ファッショナブル」な民族と言われても,その通りです!ボディペイントを含めてスリ族の美学センスは意外:身の回りにある自然界のモノを使ったオシャレで知られています。弊社のロケ現場からの写真をご覧になって下さい! 「ドンガ」(Donga)はエチオピア南西部に住む少数民族のスルマ人(スリ族)によって行われる棒術で、スルマ棒術、スリ棒術などとも呼ばれており、牛の放牧を生業として生活する半遊牧民族のスルマ人に伝わるものです。「ドンガ」というのは棒術に使われる2メートル以上の長さの棒のことです。ドンガは茂みをかき分けたり、牛の誘導を行うための日常的な道具としています。 戦士を自認するスルマ人にとってドンガは一大イベントです。男性はドンガの試合に勝利する事で自らの強さを認められ、妻をめとる事が出来るなど社会的な地位を向上させる事ができます。ドンガの競技は食物の豊富な雨季の後に行われ、男たちは20~30人からなる2つの陣営に分かれて数組ずつが試合を行います。 試合の際には着衣を身につけず、ふんどし姿に布で作った防具を頭と腕につけ、顔には白い粘土を使って複雑なペインティングを行います。ドンガの試合には細かいルールは存在せず、相手がギブアップするか、相手を地面に倒すと勝利となる過酷なものであるため、流血戦となる事も多々あり、また興奮した観客が喧嘩を起こして銃を発砲するといった騒ぎも起きています。 2010年にフジテレビで放送された「世界衝撃映像社」中の世界各地の民族の生活を学ぶ「ホームステイin部族」という企画の中でドンガが取り上げられました。この企画でお笑いコンビ平成ノブシコブシの吉村崇が、エチオピアで実際にドンガに挑戦し、見事勝利を収めました。 上記の2010年にフジテレビで放送された「世界衝撃映像社」で平成ノブシコブシが出演した番組は弊社の企画とコーディネートを実現したものです ! 実はドンガが激し過ぎて怪我人や死人が多かった為に、2011年以降は法律で禁止されました。 スリの経済は家畜の放牧と農業に基づいています。彼らは主な富の源である牛や山羊を飼っています。植えられる作物は、モロコシ、トウモロコシ、キャッサバ、キャベツ、豆、山芋、スパイス植物、そしてタバコです。乾季には、スリは蜂蜜を集めます。近くの小川での砂金採取は、収入源であり、他地域との物流交換に役立っています。スリ族の女性は、調理器具や土器を作ってディジと呼ばれる近辺の民族に売ったり、狩猟用の農産物を売ったりしていましたが、これらの活動は過去数十年で急激に減少しました。現在、手工業のビール(gèso)も販売している。スリ族の平均的な既婚男性は、30〜40頭の牛を飼っており、これらの牛は、儀式の目的で必要とされない限り、殺されることはありません。すべての若い男性は「お気に入りの牛」の名前やニックネームを選びます。牛はスリにとって非常に重要な存在で、経済的、社会的、象徴としてなくてはならないものであり、時には群れを守るために死の危険も冒すことにもなります。スリ族の男性は、所有する牛の数によっても判断されます。男性は、花嫁の家族に花嫁の持参金を支払うのに十分な牛の数になるまで結婚することができません。牛は、最初の結婚式の式中と式後に、彼の将来の妻の家族に贈られます。さらに牛の死を悼んだりするために、スリは彼らのために歌を歌い、祈りを捧げます。念の為,弊社のこのスリ族の写真集に関してですが,他と違って,これはスリ族の通常の,日常的の姿です:カメラの為にドレスアップしているスリ族の写真は数枚有りますが,こちらで演出して特別な姿,仮装をして貰った姿の写真は無いです。アートのつもりでは有りません:逆にTV取材の海外ロケのロケハン代わりの参考の為の写真です:どちらかと言うとドキュメンタリーの世界です。と言いながら,人類の多様性への賛辞です。